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【1年点検レポート】オール電化で電気代3,000円!? ペットと快適に暮らす「超省エネ&きれいな空気」の秘密

こんにちは!高橋建築株式会社の代表、高橋 慎吾です。
先日、お引渡しから丸1年が経ったオーナー様(OB施主様)宅の「1年点検」にお伺いしてきました。
夏と冬、それぞれの厳しい季節を一度ずつ乗り越え、再び新しい夏を迎えようとしているタイミングです。私たちの建てた家が、実際の暮らしの中でどれほど実力を発揮しているか、一級建築士として、そしてパッシブハウス・デザイナーとして非常に楽しみに訪問しました。

誘導なしの第一声が「とても快適です!」

お家に入ってご挨拶をすると、こちらからお聞きするよりも前に、オーナー様から「とても快適です!」と嬉しい第一声をいただきました。
もちろん、建物自体にも不具合は一切ありません。
こちらのお宅は、ご家族3人+猫ちゃん+ワンちゃんで暮らされています。 ペットを飼われているご家庭で気になるのが「ニオイ」や「抜け毛・ホコリ」ですが、このお家ではニオイが全くなく、ホコリもほとんど目立ちません。本当にキレイに住んでいただいています。

点検時の空気質を測定したデータがこちらです。 エアコンを動かしていないタイミングだったため湿度は少し高め(梅雨時期など)ですが、PM2.5などの微粒子は信じられないほど少ない数値を示しています!
実はこのお家には、トルネックスというビルトインの電気集塵機が組み込まれています。最近の私たちが特にこだわっている「空気質」の設計と、この換気システムがバッチリ機能している証拠ですね。猫ちゃんはキャットウォークやキャットタワーを縦横無尽に元気に走り回っているそうです。癒されますね。

「オール電化なのに電気代が3,000円なんです」

そして、空気の快適さに続いてオーナー様が驚きながら、とても嬉しそうに教えてくださったのが「光熱費」のことでした。
「電気代が3,000円台で済んでるんですよ。オール電化なのに!」 「ということは、ガス代も灯油代も0円ですから、本当にそれだけですよね」
とお返しすると、この1年間の安さに本当に満足されているご様子でした。
もちろん月によって変動はあり、実際には5,000円台の月もあれば、2,000円台の月もあると推測されますが、年間を通じた平均は間違いなく3,000円台前半に収まっています。


こちらが、オーナー様から共有いただいたリアルな「1年間の消費電力グラフ」です。 1ヶ月あたりの平均消費電力は411kWh
「411kWhも使っていたら、普通はもっと電気代が高くなるのでは?」と思われるかもしれません。 その秘密は、屋根に乗っている太陽光発電10kWhの大容量蓄電池にあります。
日中の電気や夜間の大部分は太陽光と蓄電池で自給自足しているため、東京電力から「買う電気」は極めて少なく、月平均でわずか35kWhほど。基本料金や再エネ賦課金を合わせても、毎月の支払いが3,000円台前半になるのは当然の計算なのです。
さらに、使い切れずに余った電気の「売電」もあります。 オーナー様は「実質、光熱費はタダ(というかプラス)で済んでいます!」と仰っていました。データを見ても月平均336kWhも売電されているので、まさにその通り、家計は完全に「黒字」です。当社のOB様宅ではめずらしくない光景ですが、やはりこうして喜んでいただけると本当に嬉しいですね。

どこに電気を使っている?データを楽しく分析!

お客様からいただいた詳細な電力データをお金に換算して分析するのも、私の密かな楽しみです(笑)。 「我が家は一体どこにエネルギーを使っているのか?」を紐解いてみましょう。

1kWhあたり40円として、1日あたりの電気代に換算した主な内訳がこちらです。
エコキュート(給湯):約102円 / 日 (毎日お風呂にお湯を張るため、ここはなかなか減らせない生命線です)
換気・空気清浄・循環:約77円 / 日 (第一種熱交換換気、循環換気、電気集塵式空気清浄機、お風呂の換気扇など)
テレビ:約75円 / 日
エアコン(冷暖房):約67円 / 日
冷蔵庫:約43円 / 日
暖房便座(ウォシュレット):約32円 / 日
IHクッキングヒーター:約32円 / 日
こうして見ると、エアコン(冷暖房費)が1日わずか67円というのは、普通の住宅と比べると格段に少ない数値です。(これでも家の形状や向きの関係上、当社の設計の中では少し多めに出ている方です)
※なお、これらはあくまで「消費した電力」の計算です。実際には太陽光と蓄電池でほぼ無料(0円)になっているため、普段の暮らしで細かく節電を気にする必要は全くありません!

なぜ「換気」に電気を使うのか?私が考える最適解

「換気の電気代(1日77円)が、エアコン(67円)より高いのはなぜ?」と不思議に思う方もいらっしゃるかもしれません。
実は、この換気システムにお金をかけているからこそ、エアコンの電気代が劇的に減らせているのです。
当社の換気システムは、ただ空気を合法的に回すだけではありません。 外の不純物を取り除いて綺麗な空気にするだけでなく、冷暖房の熱を逃がさない「熱交換」を行い、さらにその心地よい空気をすべての部屋へ上手く配る役割を担っています。だからこそ、暑い夏であっても、家のどこにいても涼しく快適に保つことができるのです。
家づくりにおいて、エネルギーを削減することはもちろん大切です。 しかし、それ以上に「家族が健康で、ストレスなく、快適に暮らせること」の方がもっと大切だと私は考えています。
「省エネ」と「健康・快適」のバランスを極限まで突き詰めた結果が、このデータに現れています。これこそが、現時点で私が考える「家づくりの最適解」です。
これからもOB様の快適な暮らしをサポートしながら、この素晴らしい住み心地を多くの方に届けていきたいと思います!

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高橋建築株式会社 代表取締役 高橋 慎吾 (一級建築士 / パッシブハウス・デザイナー)

お引渡しから10年。OB様宅の10年点検で見えた「長持ちする家」の本当の価値

こんにちは!高橋建築株式会社の代表、高橋 慎吾です。
今月は、大変ありがたいことに「10年点検」のスケジュールがたくさん入っており、OB様のお宅を順番にお伺いしています。
一級建築士、そしてパッシブハウスのデザイナー・コンサルタントとしての専門的な視点から、建物の隅々まで不具合がないか詳細にチェックさせていただく大切な機会。それと同時に、オーナー様がこの10年間をどのように過ごされてきたか、生のお声を伺えるとても楽しみな時間でもあります。


「10年経っても変わらず快適」その言葉が何よりの励みです
点検でお会いしたオーナー様のほとんどが、開口一番にこう仰ってくださいます。
「本当に毎日、快適に暮らさせていただいてます!」
この言葉をいただける瞬間が、家づくりに真面目に取り組んできて本当によかったと、心から嬉しくなる瞬間です。


さらに、「光熱費もすごく抑えられているので、生活にゆとりができて助かっています」という嬉しいお声もいただきました。 私たちがこだわり続けている「高気密・高断熱」やパッシブハウスの設計思想が、10年という歳月を経てもなお、オーナー様の暮らしと家計をしっかり支えていることを実感し、胸が熱くなります。

大がかりな修理はゼロ!高橋建築の家が「長持ち」する理由


一般的なハウスメーカーなどでは、「10年点検のタイミングで数百万の修繕費用(外壁や防水など)を提示された……」という話をよく耳にされるかもしれません。
ですが、当社の建てた家ではそのような高額な修理費用がかかるケースはまずありません。
今回の点検で気づいた点も、生活に支障のない軽微なものばかりでした。
ドアの開閉の微調整(数件): その場で工具を使ってスムーズに直る範囲でした。
窓まわりのシーリング(コーキング)の劣化補修
基礎の樹脂モルタルの部分的な補修
網戸の破れの張り替え
(※窓まわりや基礎、網戸については、後日改めてしっかり補修にお伺いします!)



また、換気扇の屋外ルーバー(フード)に汚れが溜まっている箇所もありましたが、こちらもその場でサッとお掃除をしてキレイに完了しました!

ローコストやハウスメーカーの建物を見てきたからこそ分かること

当社ではリフォームのご相談をいただくことも多いため、他社(大手ハウスメーカーやローコストビルダー)が建てた家の「10年後の劣化具合」もたくさん見てきています。 中には、構造の危うさやメンテナンスコストの重さに驚くことも少なくありません。
それらと比べると、当社の建物の「圧倒的な劣化の少なさ」には、我ながら本当にシミジミさせられます。「最初から長持ちすることを一番に考えて、真面目に素材を選び、丁寧に作ってきて本当に正解だった」と、自分の信じてきた家づくりに改めて自信を持つことができました。

10年点検の裏ミッション?「24時間換気システム」のチェック

そして、高気密・高断熱の家にとって極めて重要なのが「24時間換気システム」です。今回の点検でもしっかり中身を確認してきました。
空気の通り道である「ダクト」の中は、10年経ってもとても綺麗な状態をキープできていました!
ただ、「フィルター」に関しては、オーナー様のお手入れ頻度によって、少し汚れているものや、経年で傷んでいるものも見受けられます。
そこで当社では、10年点検のタイミングで新しい交換用フィルターをプレゼントしています!

「これからもこれを使って、お掃除を続けてくださいね!」という、私たちからの“無言のプレッシャー(笑)”でもあるのですが、お家の健康とキレイな空気を保つために、ぜひご活用いただければと思います。

これからも、ずっと安心して住み続けていただくために

10年という節目に伺って、大きな不満もなく、笑顔で喜んで迎えていただける。これほど地域工務店冥利に尽きることはありません。
大切なのは、建てて終わりではなく、建てた後も安心して心地よく住み続けていただくこと。 これからも定期点検やアフターサービスに全力で努め、皆様の快適な暮らしを末永くサポートしてまいります!
お家のメンテナンスや、これから「本当に長持ちする家を建てたい」とお考えの方は、いつでもお気軽にご相談くださいね。


[→ お問い合わせ・資料請求はこちら]
高橋建築株式会社 代表取締役 高橋 慎吾 (一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

世界基準の快適さをその手に。PHPPセミナー

世界基準の快適さをその手に。PHPPセミナーで講師を務めて数年になります


こんにちは!高橋建築株式会社、代表の高橋慎吾です。
普段は家づくりを通して、皆さまの住まいがより快適で、健康的で、そしてエネルギーを無駄にしないものになるよう取り組んでいます。
今日は、これからの家づくりにおいて欠かせない「パッシブハウス」と、その設計に不可欠な計算プログラム「PHPP」についてお伝えします。


私自身、この世界基準の設計手法を広めるため、PHPPセミナーの講師として登壇して数年が経ちました。多くの設計者や工務店の方々と共に、学びを深めてきた経験を今回も皆さまへお届けしたいと思っています。
なぜ、今「PHPP」を学ぶ必要があるのでしょうか?
家を建てる際、「断熱材をこれくらい入れて…」「窓はこうして…」と、感覚や経験だけで決めてしまっていませんか?
もちろん経験も大切ですが、それだけでは「住んでみたら思っていたより寒い」「夏場にエアコンが効きにくい」といったギャップが生まれてしまうことがあります。


PHPP(Passive House Planning Package)は、建物のエネルギー消費量や室内環境を、精密に予測・計算するための世界共通のプログラムです。
簡単に言えば、「この家がどれくらい省エネで、どれくらい快適か」を、建てる前に正確にシミュレーションできる魔法のツールなのです。
私の願い:計算を通じて「冷える(冴える)」体験を
今回のセミナーで、受講される皆さんにはぜひ「冷える」という感覚を掴んでいただきたいと思っています。
……あ、もちろん「寒くて凍える」という意味ではありませんよ!
物理法則に基づいた、賢い設計ができるようになること
計算を通じて、建物の性能が見通せるようになること
数字や理論がクリアに見えてくると、設計者としての頭の中がスッキリと「冷(冴)える」瞬間が訪れます。この感覚こそが、世界基準の快適な住まいを実現するための第一歩なのです。
数年の講師経験の中で確信しているのは、この計算力を身につけることで、家づくりの質が劇的に変わるということです。私の経験を総動員して、皆さんの学びが深まるよう全力でサポートさせていただきます。
ご興味のある方は、ぜひ以下の詳細ページもご覧ください。


【セミナー詳細・お申し込みはこちら】 https://passivehouse-japan.org/training/archive/21268/


皆さまの家づくりが、より良い未来につながることを願っています。 今後とも、高橋建築株式会社をよろしくお願いいたします。

高橋建築株式会社 代表取締役 高橋 慎吾 (一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

【技術をオープンにする理由。私たちが目指す「これからの日本の家づくり」】

技術をオープンにする理由。私たちが目指す「これからの日本の家づくり」

こんにちは!高橋建築株式会社の代表、高橋 慎吾です。

私たちは、ただ頑丈なだけでなく、住む人が心から快適に、そして健康に暮らせる「本当に高性能な木の家」を追求しています。

先日、各地から約30組の設計事務所や工務店の皆さんにお集まりいただき、当社の建築見学会を開催しました。同業者向けの少しディープな見学会だったのですが、そこで改めて気づかされた「これからの家づくりの未来」について、今日はお話ししたいと思います。

プロでもちんぷんかんぷん?私たちが誇る「圧倒的な断熱」

今回の見学会では、当社の代名詞でもある「類まれなる断熱量(圧倒的な断熱の厚み)」や、環境にも優しい最先端の断熱材「ウッドワイバー断熱」について、1時間ほど熱く語らせていただきました。

ただ、今回はあえて「表面的な基礎知識」から「かなり専門的なディープな話」、そして「研究者レベルじゃないと気がつかないマニアックな視点」までをギュッと詰め込んだ内容にしたため、正直なところ、多くの参加者の方にとっては「ちんぷんかんぷん」だったかもしれません(笑)。

それもそのはず。私たちが当たり前のように行っている家づくりは、いま世間で流行っている「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」よりも、はるか先を進んでいるからです。

実は、世間がようやくZEHと騒ぎ始める25年以上も前から、私たちはすでにそのレベルの家を作っていました。

4コマ漫画で見る「おがくずから始まる、あたたかい家の未来」

「すべてを理解してもらうのは難しいかな……」と思っていたところ、嬉しいサプライズがありました。

見学に来てくださった、ライクホームの八重垣さんから、私が当日お話しした内容をなんと「4コマ漫画」にしてプレゼントしていただいたのです!

その素敵な漫画がこちらです。

この漫画、本当に素晴らしくて感動してしまいました。私たちがなぜ、海外の材料に頼りすぎず、地元の木材資源(木材の切れ端、おがくずなどのチップ)を活かした断熱にこだわるのか。そして、少ないエネルギーで家中が魔法瓶のようにあたたまる「パッシブハウス」を日本に広めたいのか。その想いが、一般の方にも一目でわかるように描かれています。

八重垣さん、本当にありがとうございます!

技術を「無償で公開」する理由

見学会の後、数名の熱心な工務店さんから「ものすごく勉強になりました!」と、熱い感想メールをいただきました。本当に普段から深く勉強されている方たちなんだなと、私自身も嬉しくなりました。

私たちが長い年月をかけて培ってきた技術やノウハウを、なぜ同業者に無償で公開するのか。

それは、当社の技術を独り占めしたいわけではないからです。私たちが作るような「住む人も地球も幸せにするレベルの住宅」が日本中に広まり、それが「当たり前の選択肢」になってほしい。そう心から願っているからです。

すべての人にすぐ理解されなくても、こうして熱い想いをバトンとして受け取ってくれる仲間がいる。それだけで、今回技術をオープンにした意味が本当にあったと感じています。

これからも高橋建築は、一歩も二歩も先を行く「未来の日本の家づくり」を走り続けます!

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高橋建築株式会社 代表取締役 高橋 慎吾 (一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

研究プロジェクト参画】お家と「微生物」の意外な関係!健康的で心地よい住まいとは?

研究プロジェクト参画】お家と「微生物」の意外な関係!健康的で心地よい住まいとは?

みなさん、こんにちは!高橋建築株式会社の代表、高橋慎吾です。

私は一級建築士として、そして「パッシブハウスデザイナー/コンサルタント」という世界基準の省エネ住宅の専門家として、日々「本当に快適で健康的な住まいとは何か」を追求しています。

お家と「微生物」の意外な関係!

健康的で心地よい住まいとは?』

突然ですが、みなさんは「お家の中の微生物(カビや細菌など)」を意識したことはありますか? 「カビや菌なんて、できるだけゼロにしたい!」と思われる方が多いかもしれません。しかし、近年の研究では、過剰な衛生管理よりも、適度な微生物の多様性がある環境のほうが、子どもの喘息リスクを低く抑えられるといった、健康へのプラスの影響が分かってきています

実は、私たちの暮らしを包む「お家」のつくりや性能、そして冷暖房の使い方が、室内の微生物だけでなく、そこで暮らすみなさんの皮膚の上の微生物(常在菌)にまで影響を与えているかもしれないのです

今回は、そんなお家と健康、そして微生物にまつわる最新の大学研究と、そこに協力した当社の取り組みについてお話しします。

京都大学などの研究プロジェクトに、当社の住宅が選ばれました!

住宅の性能が住む人の体にどう影響するのか――。この謎を解き明かすため、京都大学をはじめとする複数の大学や専門機関が連携した、非常にハイレベルな共同研究プロジェクトが動いています

大変光栄なことに、全国にある数多くの住宅の中から、当社の設計・施工した「秩父の住宅(高断熱高気密住宅)」が、この貴重な研究の調査対象として選ばれていました!

すでに3年以上のくらい長い年月かけて調査しています。

第一線で活躍される日本のトップクラスの研究者の方々に「現代の高い住宅性能を代表する住まい」として目を留めていただき、研究の発展に役立てたことは、建築のプロとして本当に誇らしく、素晴らしいことだと感じています。

「高断熱高気密」だからこそ、冬も健康的な環境をキープ

この研究(令和5年度 日本建築学会近畿支部研究発表会での報告)では、昔ながらの「伝統住宅(茅葺民家など)」と、当社の住宅を含む「現代の高性能な高断熱高気密住宅」で、季節ごとに微生物や湿度がどう変わるかが比較されました

その中で、とても興味深いことが分かりました。

  • 冬の「乾燥」から肌を守る 一般的なお家や、気密性の低い伝統住宅では、冬場にどうしても室内がカラカラに乾燥してしまいます。しかし、当社の秩父の住宅では、洗濯物の部屋干しなどを上手に組み合わせることで、冬でも室内のうるおい(湿度)がしっかりと維持されていました。
  • 皮膚のDNA量と温湿度の関係 研究の結果、人の皮膚の表面にいる微生物の量(DNA量)は、室内の温度や湿度が上がると増える傾向があることが分かりました。つまり、冬でもお家をあたたかく、適切な湿度に保つことは、私たちの肌の環境を健やかに保つことにもつながっている可能性があるのです。

建築の視点から見ると、ただ気密性が高いだけでは室内に湿気がこもり、窓際の結露やカビ(好湿性のCladosporiumなど)の原因になってしまうことがあります。だからこそ、私たち高橋建築が手がけるような、確かな計算に基づいた「パッシブハウス基準の高度な断熱・気密・換気計画」が、お家全体を健康的な空気質に保つために極めて重要なのです。

すべては、住む人の「健康」と「幸せ」のために

お家は、ただ雨風をしのぐだけの場所ではありません。そこで暮らす家族の免疫力を育み、毎日を健康に、心地よく笑顔で過ごすための場所です。

今回の研究を通して、私たちが信じてつくってきた「高断熱高気密で、空気の流れまで計算された住まい」が、科学的なデータで見ても、健康的に優れた環境をつくり出せていることが改めて実感できました。

間違えた家造りをすると、健康を害するカビなどの繁殖装置を作ってしまうことになります。

お家が「カビ」の繁殖装置に!

これからも、世界基準の省エネ性能と、家族みんなが健康になれる本当に良い家づくりを、ここ秩父からお届けしていきます!

「うちの家は冬、乾燥して寒いのだけど…」

「健康に良いパッシブハウスって、具体的にどんなお家?」

など、少しでも気になった方は、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。

この研究には他にも盛りだくさんの、深い内容があります。微生物の種類や増え方。一般の住宅ではどうなのか?(ここでは書きにくいこと)
ブログでは書ききれない(書くのが面倒?(笑))なので、当社の建物にご興味ある方に直接お話しますね。
打ち合わせの時聞いてくださいね。

高橋建築株式会社

代表取締役 高橋 慎吾

(一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

建築学会大会で発表します!「夏の結露」を防ぐ、本当に安全な屋根の仕組みを3年間追いかけた話

こんにちは!高橋建築の高橋です。

今年も、待ちに待った「日本建築学会大会」のプログラムが手元に届きました! パラパラとページをめくりながら、面白そうな発表のタイトルをチェックしているだけで……気がつけば、なんと3時間も経っていました(笑)。

聞きたいプログラムが山ほどあって、学会期間中の3日間は会場をあちこち大忙しで走り回ることになりそうです。

実は、今年の学会では私自身も研究発表をさせていただきます!

ちょっと専門的なタイトルなのですが、 「戸建て木造住宅の屋根複合断熱内の温湿度性状 その1 3年間の温湿度の実測」 というテーマで壇上に上がります。

「一体なんのこと?」と思われるかもしれないので、できるだけ分かりやすく、私たちがどんな実験をしているのかをお話しさせてください。

誰もやっていないなら、自分で測って確かめよう!

実は、当社で家を建ててくださったオーナー様にご協力いただき、4年前から、家の中のなんと「60箇所以上」にセンサーを取り付けて、温度や湿度をずーーっと実測してきました。

一言で「断熱材」と言っても、最近の高性能な家は、何種類もの断熱材や合板を重ね合わせて「サンドイッチ」のような多層構造(複合断熱)にしています。

シンプルな1種類の断熱材なら「熱や湿気がどう動くか」は簡単に予想できます。 でも、何層にも重なってくると、話は別。もしかしたら、私たちの目に見えないところで「予期せぬトラブル」が起きているかもしれない……。

もちろん、建てる前にはパソコンのシミュレーションソフトを使って、絶対に安全だという計算をしています。でも、「実際の建物で、本当に計算通りになっているの?」という疑問に対して、これまでに誰も詳しく測って証明した人がいなかったんです。

「それなら、自分で詳細にデータを取って研究してみよう!」と思い立ったのが、この実験の始まりでした。

実は怖い、近年の「夏の結露」

家を長持ちさせるための大敵は「結露」です。

一般的には「冬、外が寒くて室内のまどや壁が濡れる結露」を心配しますよね。これは計算も対策もしやすいので、今の高橋建築の技術ならバッチリ防げます。

しかし、近年とても問題視されているのが「夏の結露(逆転結露)」です。

夏の強い日差しで屋根がカンカンに熱せられ、外の湿気が家の中に押し込まれることで、断熱材の裏側などで複雑な結露が起きることがあるんです。これも「WUFI」という最先端のソフトで計算して安全を確認していますが、実態はどうなのか、少しドキドキしながらデータを追いかけました。

さらに、今回の実測ではこんな深いポイントまで検証しています。

  • 太陽光パネルの影響 屋根の上に太陽光パネルを載せると、日陰になって涼しくなるイメージがありますよね。でも、良い面ばかりではありません。屋根の木材(野地板)にとっては、実は太陽の熱でジリジリと照らされた方が「湿気が飛んで乾燥しやすい」というメリットもあるんです。パネルがあるとどう変わるのかを検証しました。
  • 通気層(空気の通り道)の影響 屋根の熱や湿気を逃がすための「空気の通り道」が、どれくらい効果を発揮しているかも重要なポイントです。
  • 室内のフィルム(シート)の選び方 これが一番実験したかった内容です!断熱材を包むシートの種類(別張りのシートがいいのか、袋入りの断熱材がいいのか、あるいはシートレスで裸の断熱材のままがいいのか)によって、湿気の防ぎ方にどんな差が出るのか、それぞれの特徴を調べました。

3年間のデータを集めてみたら…

結果から言うと、当社の建物の安全性は「全く問題なし」でした!どうぞご安心ください(笑)。

ただ、問題がなかっただけでなく、これまでの建築業界の常識を深掘りするような、もの凄く価値のある「思わぬデータ」がたくさん取れたんです。

データの分析はこれからが本番ですが、今からワクワクが止まりません。

家は、建てて終わりではありません。何十年も、ご家族を快適に、そして安全に守り続ける場所です。だからこそ、私たちは「計算上こうだから」で終わらせず、こうして泥臭く実測を続けています。

今回の貴重なデータをもとに、これからの高橋建築の家づくりをさらに進化させていきたいと思います!

ちなみに……今回の私の発表以外にも、他の大学の先生などの論文で、データ提供などの協力をさせていただいたものがいくつかあります。 今年の学会では、なんと3本の論文に私の名前が載ることになりました!これも建築士として、研究者として、本当に嬉しい限りです。

学会でたくさん刺激を受けて、またみなさんの家づくりに還元していきますね!

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