お知らせ

快適 健康に住まう温湿度

岐阜森林文化アカデミーの辻先生が、とても見やすい良い表を作られたのでそれを紹介します。

辻先生の資料から

快適を感じる要素は、温度湿度のほかに 周囲の温度(放射温度)や風が有無(気流)、衣服の量(着衣量)。動いているか止まっているかなどの活動量などで変化しますね。
グラフが複雑になるのを避け温湿度以外の要素を固定してます。
パッシブハウスレベルでは壁や天井、床などの温度はほぼ室温ですから問題ないですね。
家全体が涼しく同じ温度になりますので風で涼を取ると言うこともほぼ無いです。
衣服の着る量は人によってずいぶん違いますので、それぞれの人がこのグラフの値をちょっと高めに見たり低めに見たりすればいいですね。例えば冬でも半袖で過ごしたければ温度を1,2度上げて考えるとか。(笑)このグラフの前提の着衣量は長ズボンで上には何かはおっている感じです。
活動量も常識的な範囲で想像すればいいですね。このグラフは座っているときなので家事をしているときにはもう少し涼しい方がいいなど調整をして考えましょう。

冬の温度の快適範囲

暑い、寒いなどの感覚は人によって違いますのでその解説です。グラフの左側にPMVと書いてありますが、快適と感じる割合を表しています。
PMV=0は、たくさんの人が暑い寒いと感じる中央値です。
PMV=-0.5が90%くらいの人が心地よいと感じる
PMV=-1.0が25%の人が涼しいと感じる
PMV=-2.0が75%の人が涼しいと感じる
PMV=-3.0だと99%の人が涼しいと感じる
です。PMV=3はほとんどの人が寒いのですね。

そしてPMVプラスは暖かい側ですね。

グラフを見て大体わかることは、20℃を超えてくれば75%の人は快適
22℃位を超えればほとんどの人が快適ということですね。
パッシブハウスの基準では20℃の計算ですのでまだ少し寒いと感じる方もいそうです。
寒いと感じる一部の人だけもうちょっと着るか、寒がりの人に合わせてもう少し温度を上げるかすればいいですね。あまり暖かくすると今度は一部の人に暑すぎるという人が出てきてしまうから微妙です。
そのようなことや省エネの観点からは、室温は上げずに、寒がりの人に着てもらうのがいいでしょうね。

夏の温度の快適範囲

PMV=1.0が29℃
PMV=0.5が27.5℃ ちょっと厚いと感じます。
このグラフは座っているだけで何もしていない前提なので、このくらい高い温度というのもなんとなく納得です。
ですがちょっと動けば暑いと感じます。前提が長袖シャツなので半袖になるとかなら少し我慢できそうですが、冬とは違い、これ以上の調整は難しいですね。
動いていることなど考えるともう少し室温を下げぎみにした方がいいかもしれません。
パッシブハウスの基準は25度。今の日本の多くの人は涼しくしすぎと感じそうです。私もそう思ってました。私の家でも最初は27℃設定だったのですがだんだん下がり今年の夏は25度。
動いているときなどでもちょうどいいです。女性方たちは寒いと感じるひとが多そうですね。人によって感じ方が違うので、うまく衣服で調整するしか無いですね。
暑がり側の人はそれ以上脱げませんから、やはり寒がりの人にちょっと着てもらうのが良さそうです。

冷暖房エネルギーで考える

冬と夏では冷暖房のエネルギーが全く違います。

気象庁のデーター

秩父をパッシブハウス基準で考えると冷房時は秩父の平均25.5℃位をを25℃くらいに下げればいいだけなので0.5℃くらい。でも冷気をためられないので暑いときのみ考えても31℃最高平均を-25℃で6℃ 
暖房時は平均1.8℃なので18.2℃。最低気温平均で考えると23.8℃さもあります。
暖房の方が何倍もエネルギー食いますね。
暖房時はやはり、寒がりの人に合わせて22℃とかにするのではなく、20℃くらいに押さえて、寒がりの人がちょっと着るというのが省エネの観点では有効そうです。

カビ ダニは高湿度が危険

このグラフを見ると70%あたりからカビやダニの危険性が増しますね。もちろん窓に結露などしてれば全くだめですけど。そういったことが無ければ70%以下を維持できれば良さそうですね。

ウィルスは低湿度

コロナウィルスの情報はまだまだそろわないのですが、インフルエンザウィルスは湿度には弱いみたいですね。絶対湿度7g/kgが目安のようです。

人間の快適範囲の20℃を基準に考えると湿度が40%以上に保てればいいみたいですね。コロナにも当てはまればいいのですが。

私の目標

このグラフから私なりに考えました。

冬はパッシブハウスの基準通り20℃以上

夏は今までの日本の住み方を考慮して27.5℃

そして湿度は40~70%

理想はより範囲をすぼめてもいいですけど、人によって大きく差がありますからあまり言い切れないですね。
パッシブハウスレベルの建物ならエネルギーの使用量はそれほど変えずに高い温度、低い温度に合わせて生活することはたやすいことです。

ですが省エネ性も考えるとこのくらいがいいかな?と思いました。

皆さんいかがでしょうか?