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髙橋建築

設備機器の修理

お知らせ,設備・空調

アフターメンテナンスって大切ですね。

建物はとても壊れにくく長持ちするようになってきています。

しかし、設備機器は短いですね。

当社も、たくさんの建物を作ってきましたので修理依頼が山のように来ます。ほとんどが建物本体ではなく設備機器の修理です。そのため当社には設備の職人がいてすぐに現場から駆けつけられるようにしていますが、ほとんどが複雑な設備でメーカー修理となります。

電気製品ですから仕方ないのかもしれませんが、殆どのものが10年から15年くらいで寿命ですね。

そのくらいで壊れると、部品がなく修理が不可能だったり、修理ができても大金がかかったりして、買い替えの提案をさせていただくことになってしまいます。

壊れるのが早い場合もありますね。

使い方にもよると思いますが、ウオシュレットや食器洗い機などで数年で壊れ、修理費が3万円なんてのを繰り返さなくてはならない人がいます。ハズレの機械があるというのも、経験から頷けます。そのためできるだけこなれた機械を選定するのも大切なことです。

40万円もする食器洗器が10年たたないで多額の修理費。10年経ったら寿命が近いと言われ買い替えを促される。今のものはより良いですよ。進化してますよ。みたいな感じです。

海外製が長持ちも幻想だと感じています。やはりこわれます。修理に時間がかかったり、高かったり。メーカー撤退なんてこともありました。ヨーロッパ製なので長持ちするは幻想みたいですね。

当社は長年地元で工務店をやってますので、修理の依頼はとても多いのです。一日に数件あります。

どのような機械が修理が多いか?修理費がかかるか?だいたい把握しています。

長い年月そこでお暮らしになる方の負担を考えると高い設備機器よりシンプルで修理がしやすく安い設備をおすすめしたいです。

高い高機能な設備を使ってみたかったり海外製品へのあこがれもあると思います。それを否定はしませんが、無理して夢を叶えてそこで満足できても、あとの負担は大変ですよ。

こんなに修理にがかかるのか?あんなに高かったのにもう買い替えなんて困る。ドイツ製だから長持ちすると思ってたのに。部品がないなんて無責任じゃないのか?当社に当たる人がいます。当社の職人は優しいですから、同情しながらお話は聞きますが、どうしてあげることもできません。

こんなことを言われた。とか報告は受けますが、お客さんも文句を言われる職人も気の毒です。メーカーから委託を受けている修理の人も、クレームが大変のようです。どうしてあげることもできませんから。

高い設備を入れるために、建物の仕様を落としたり、小さくしたりする人がいます。そこまで断熱しなくても。という人までいます。小さな家でも自分が思っている住まい方ができるならそれでいいです。長く住むつもりがないなら、安い外壁でもいいですね。我慢強くて、ずっと若くて健康でいる自信があるなら寒い家で心身を鍛えるなんて考えもありそうです。そして、高級な設備に囲まれた生活が重要なら。

今の住宅設備機器は、家電製品になってきてしまって、壊れやすいものばかりです。本当にこれで良いのでしょうか?

メーカーにも長持ち重視の商品作りをしてほしいです。それには、購入する私達がそういうのを望まなくてはなりません。長持ちしないと売れないという世界を作らなくてはなりません。大量生産大量消費。地球にも悪そうですね。

消費者が賢くなるしかありせん。環境問題や自分自身の将来の負担。

皆さんも住宅設備機器に関して、よく考えて選んでくださいね。皆さんの行動が、メーカーや世の中を変えていきます。

Posted by 髙橋 慎吾