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髙橋建築

実際の日射熱取得 カーテン

建築費・光熱費,断熱・気密

暖かい家にするには外皮の断熱がきちんとできて気密をとり、さらに日射熱を入れると言うことが重要です。

日射熱取得は不確定な要素が多いですね。
建築する時は南側に家がなくても家が建ってしまう。
道路に面していてカーテンをかけっぱなし。
後付のテラスや樹木の生長。

様々な要因で日射熱を計算通りに得ることができません。

特に、カーテンのかけっぱなしは多いのではないかと思います。
欧米では日中の明るい日にはカーテンを開けていることが多いようですが、日本ではほとんどの方がレースのカーテンを掛けっぱなしですね。
プライバシーを重視することがとても重要で日射熱を取り込み自然の恵みでエネルギー削減することより大切なようです。

当社の住宅でも、計算上はほとんど暖房を使わなくて済む仕様にしたとしても、レースのカーテンの遮熱効果により、予定以上にエネルギーを使ってしまうことがあります。
そのことでとても寒いと言うことはなくエアコンを軽くつければ良いだけのことなのですが、もったいないですね。

しかし、プライバシーの確保はとても大切です。他人の視線を気にせず、自由に生活したいですね。
その上で日射熱を取得したい。
さあどうすれば良いでしょう?
レースのカーテンはほとんど白ですね。
明るくて良さそうですが、日射熱の約半分を反射させてしまうようです。
それを黒や濃茶色にしてみたらどうでしょうか?
お部屋は少し暗くはなりますが、白の倍くらいの日射熱取得があるようです。
東大の実験棟の結果ではカーテン無しとあまり大差ない結果となりました。

黒にするとお部屋は暗くなります。そこでプライバシーが確保できるギリギリのレベルまでレースを粗くしてみたという実験結果もあります。
そうするとそれほど大差ないことが解りました。
光は通し、熱も取り入れプライバシーも確保できます。
内側からは割と外が見えますよ

日射熱取得のために 冬場は 濃いめの色のレースのカーテン
夏場は日射熱を反射する白のレースカーテン

良いですね。

カーテンでお部屋の雰囲気が変わります。黒とは言わず、できるだけ熱が吸収でき素敵な色が選べると良いですね。

Posted by 髙橋 慎吾